マンガ「結んで放して」の感想
こんにちは、蚊にくわれまくる季節になりました(´・ω・`)
夢月みぞれです。
このブログを作ってからは初ですが(そしてとてつもなく久しぶりに)、読了した本の感想をしたためようと思います。
タイトルは「結んで放して」
作者は山名沢湖(やまなさわこ)さん。
四名の同人作家を、それぞれの目線から描いた群像劇です。
柔らかな絵のタッチで見やすく、キャラの動きや表情はとても豊か。
雰囲気作りも巧く、一気に読めてしまいました。
ストーリーは、作品のあらすじを読めばだいたいわかってしまうようなありきたりなものですが、そのありきたりが胸に染みる作品です。
私自身は主人公たちと同じ「同人作家」という立場でしたので、共感できるポイントが随所にあり、うんうん頷きながら読んでいました。
特にイベント終了後の打ち上げ時は、「いつまでもこうやってみんなと一緒に続けていけたらいいのに」とは毎回のように思っていまして。
仕事に追われ、家庭に追われ、些事に追われて、いつの間にか作品を書かなくなってしまう。そういう人もたくさん見てきましたので、余計にそう感じるのかもしれません。
もちろん自分自身もそうなる可能性が高く、歳を重ねれば重ねるほど必死に活動している感じがしているのも事実で、だからこそ一層惹かれるんだと思います。
だからこそ、同人作家の方々にはおすすめしたい一冊です。私と同じ情感を抱くこと間違いなし!(`・ω・´)b
同人作家でない方々でも、時間の流れの切なさに悶えられること間違いなしなので、そういう切ない系のお話が好きな方にはおすすめです!(`・ω・´)b
久しぶりに胸がきゅーっとするお話を読んで、すっかり脱力ウサギになりました……w
これだから読書はやめられません。
山名沢湖さん、幸せなひとときをありがとうございました。
(了)